中道琢郎（Nakamichi Takuro）

教授、理学博士

研究室
材料特性データベース研究室[61号館3F302]
phone : 0249-56-8828

略歴
１９３２年生まれ
東京大学理学部物理学科理学博士（論文博士）
東北大学金属材料研究所文部教官助手
同上助教授
文部省長期在外研究員、10ｹ月（カナダ、英国）
日本大学工学部情報工学科教授

担当科目
１）データベース：３学年、２）実用プログラミング演習：２学年、３）システム実験：４学年

研究テーマ

磁性金属間化合物の特性データベースのデータ構造とシミュレーションシステム：永久磁石に対応する物質の磁気特性を解析し、量子論的特性係数を求め、この係数を利用して、磁石の材料設計を行えるシステムを作る。
材料特性データベースの構築技法の工程的研究：材料特性研究の段階を実験記述、実験モデル設定、実験解析、シミュレーション本質モデル分析の５つの相に分け、それぞれの相に必要な情報とその情報構造を研究する。
データベースの将来：講義教科の内容と結び付けて、社会とデータベース、人間の認識と情報の関係を研究する。

所属学会
日本物理学会、日本金属学会、情報知識学会

代表的論文、著書

T.Nakamichi:Magnet Alloys based on 3d elements, Numerical Data and Functional Relationships in Science and Technology, I.x.New Series Ⅲ 19-i2,T.2.1; H.P.Wijn ed.,Springer-Verlag, (1992)
中道琢郎：Laves相化合物の構造と物性：非化学量論的金属間化合物（金属物性基礎講座15巻）Ⅶ章、竹内　栄等編、丸善、(1975)
中道琢郎：状態図：結晶工学ハンドブックⅦ章1.1.2、共立出版、 (1971)
T.Nakamichi:Construction of Factual Database of Permanent Magnet Materials with Emphasis on Classification:Sci.Rep.RITU A37,237-251(1992),Tohoku University
小島正美、神山　博、中道琢郎、川添良幸：磁性体に関する論文中のグラフ自動数値化システム：情報知識学会誌,Vol.3,23ｰ29(1993)

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材料特性データベース研究室
（６１号館３階３０２室）

指導教員名
中道琢郎

研究室の方針
研究室としては、１）データ整備の実務、２）データ処理システムの建設、３）情報の論理構造の考察の３つの面をやって見たい。１）は、永久磁石材料関連の化合物磁性のデータの収集・整理、２）は、１）の実験データの解析や、基本係数利用のシミュレーションが出来るシステム開発（プログラム作成）、３）は、１）と２）の基盤を与える、物理的モデルとデータモデルの研究である。一緒に研究する方には、好みに応じて３分野のどれかを担当してもらう。興味と熱心さを要求するが、その他は問わない。

卒業研究テーマ
１）希土類磁石の磁性解析と最適化法の実際
２）磁気特性グラフの数値化の実際
３）物理学の理論体系と情報構造

開発中のシステム
卒論課題、１），２）相当のものの具体化

卒研テーマに関連した科目名
１）実用プログラミング言語、同演習を重視する。　他では、
２）数値計算法１，２　等の基本、即ち数学の教養があると良い。
３）グラッフィクス　に興味のあった人も歓迎。

主な研究設備
日立：ヒットファイル（光ディスク装置）
図形情報の格納、紹介、利用の装置

補足事項
知識の程度は問わないが、何かに興味を持ち、熱心にやる気のある人を歓迎する。

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